先日、田布施で行われた「椎名誠講演会~風景がおしえてくれたこと~」に行ってきました。
なぜ田布施に椎名さんが!?と思われる方も多いと思いますが、NPO法人「田布施町まるごと公園化プロジェクト」の田川一郎さんがたちが企画したそうです。田川さんは田布施出身のTVプロデューサー。数々のドキュメンタリー番組を手がけており、楼蘭を取材する番組に椎名さんが出演した過去があるそうです。
会場は超満員!370名の人が講演を聞きにあつまりました。
僕は旅本がわりと好きで、昔から12万円で世界を歩く で有名な下川裕治さんの本やオーパ! の開高健さん、
そして、椎名さんの本を読んでいました。僕のおすすめは椎名さんの「モヤシ 」という本。
尿酸値高め、痛風の恐怖に駆られている方はどうぞ(笑)
椎名さんのイメージといえば酒好きで麺好きで旅好き。どんな人なのかわくわくしながら始まるのを待ちました。
なんとか最前列のイスを確保することができ準備はばっちりです。
そして定刻になり、理事長と田川さんのあいさつの後、椎名さんが登場しました!!
自然体というか普通というか想像していた通りの椎名さんがそこにいました。
唯一イメージと違うのは思った以上に身長が高かったことかな。
1時間半の講演のなかで色んな話をされました。
・田川さんと行った楼蘭の旅の話
・中国やインド、日本のトイレ事情
・日本は森や川、海に恵まれている珍しい国
・蛇口をひねればキレイな水がでるなんてスゴイ
・一番いい場所はパタゴニア。カニや子羊が安くてうまい
などなど。忘れてしまうくらいたくさんの話をしてくれました。
その中で僕が一番印象に残ったのは、飛行機で日本へ戻ってくると看板や文字情報が嫌でも入って来てうるさい感じがする。ある程度しょうがないが、美しい場所には「ここより立ち入り禁止」などの看板はあるべきじゃないし、あってほしくないという話。
この話にはとても共感しました。美観を崩さずに存続している場所は徐々に少なくなってきている気がします。
看板や立札自体が美観を損ねていること気づくと、もっといい方法が生まれるような気もします。
僕が馬島に住み始めたころ、よく「あんな何もないところに移ってきて何がいいの?」なんて聞かれることがありました。
僕は、「海も自然も豊かできれいなところがいい。うるさい看板や文字情報も少ないし…」と答えていたのですがあまり理解されませんでした。椎名さんの話の中で、僕が感じていたことにふれる場面があってとても嬉しかったです。
これからも、あまり看板がなくてもすむ馬島であるように頑張りたいと思います!!
椎名さんの新刊が出ていたのでご紹介を。
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どれも面白そうですね。講演会の後のサイン会でサインしてもらった人がうらやましい!!