田舎に住むようになってはや2年。早いものです。
東京にいるときは自然豊かな土地で暮らすことを夢見ていろんな本を読んでいました。
そんな僕がおススメする田舎関連本をご紹介します。
まずおススメしたいのが、こちら。
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僕が池袋の飲み屋に通っていたころ面白いBarがあると聞いて訪れた「たまにはTHUKIでも眺めましょ」というOrganic Bar。
小さな落ち着ける店内で、出される食べ物や飲み物は顔の見える安心なものだけ。代表の高坂さんは以前は百貨店のトップセールスマンだったそうです。しかし、もっと多く もっと大きく もっと早く もっと効率的にと上を目指していくことに疑問を感じ、サラリーマンを辞めます。違う生き方、違う働き方を探していくうちに今のスタイルに落ち着いたそうです。「たまにはTHUKIでも眺めましょ」の営業日は火曜から金曜日までの4日間のみ。楽しみながら生きていくのに必要なお金は年300万と計算し、それ以上は稼ぎません。他の3日間はお米を作ったり、大好きな音楽や旅に時間を使っているそうです。千葉県匝瑳市で田んぼ、畑、スモールハウス、セルフビルド、古民家リフォーム、移住斡旋、スモールビジネス創出、電気自給などを実践する SOSA PROJECTの活動も行っています。減速して生きるというのは、大量生産・大量消費の枠組みからはずれ、自由を手に入れる生き方なんだと思います。僕自身、労働力を搾り取れるだけ搾り取られる生活に疑問を感じていたので大変興味深く読みました。
次におススメしたいのはこちら。
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東京で勤めていたころ「会社を辞めたら何のスキルも経験もない自分は路頭に迷うだろう」という不安を抱えていました。この本で紹介されている「ナリワイ」とは、『個人で元手が少なく多少の訓練ではじめられて、やればやるほど健康になり技が身につき、仲間が増える仕事のこと』だと定義されています。著者の経験をもとに書かれた様々なアイデアは新しい生き方を提案するものだと思います。何もない自分でもなんとかやっていけるのではないか、という勇気をもらえる本です。著者の頭の柔軟性や行動力は大変参考になります。本の中で著者は社会人をバトルタイプと非バトルタイプにわけて説明しています。熾烈な市場競争を勝ち抜いて成功したい!というバトルタイプの人にはあまり向かない内容となっています。市場の熾烈な競争に参戦する意欲のない人や勝てそうにもない人、つまり非バトルタイプの方にとっては面白い本だと思います。
最後に紹介するのはこちら。
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山口県に来てすぐのころ曽根原さんの講義に参加する機会がありました。会場の一体感を作る演出や、笑顔をひきだすのがとても上手な方だなと思って講義を聞いていました。曽根原さんが活躍する特定非営利活動法人「えがおつなげて」では、耕作放棄地の利用した様々な事業を行っています。企業と耕作放棄地をむすびつけ企業ファームを作ったり、都市と田舎をつなぐツアーを行ったり、農村起業家の人材育成を行ったりと活動は多岐にわたります。見捨てられた農地や山林も新たな視点でとらえ直せば、宝の山としてよみがえる。田舎を最大限に活かすアイデアや事例がたくさん載っています。曽根原さんは元・金融機関の経営コンサルトだっただけあって、数字的な根拠やデータで説明してくれるので、農村で起業を考える人にとって大変参考になる本です。
いかがでしたが?
個人的に選んだものなのでそれぞれ好き嫌いがあると思いますが、田舎で暮らしたいとか、新たなライフスタイルを模索しているという人にとって、ヒントを与えてくれる3冊ではないかと思います。
興味をひかれた方はぜひご覧になってくださいね。